薬剤師のつぶやき
薬剤師のつぶやき48 冬の腎臓ケア
急に寒くなりました。11月の雪を本州でみるのはちょっとびっくり。北海道にいたころは、11月でも積もったことはありましたが…
なんだか変な気候は続きますね。
私も毎年秋は体調管理を気をつけていたのに、今年は油断しました。まだ少し体調がもどらないのでこの寒さにやられないように気をつけています。
特に今回は膀胱炎をやりまして…長い間なりをひそめていたはずなのに、突然のように目を覚ましてしまったので必死にケアをする毎日です……。
夏になる時はストルバイトが勃発しやすいですが、冬は腎臓への負担が大きくなります。
これは水分をとることが少なくなるのもひとつですし。
やはり寒くなるので、タンパク質が高く脂肪の多い食事になりがちです。体温を高めるには良い食事なのですが…
最近は腎臓疾患の子もふえています。
さまざまな食事が増えたのもありますが、やはり負担の多い食事ということがあまり分からないこともあるかもしれません。
慢性的に腎臓疾患がある子は食事には気をつけなくてはいけません。
とくに腎機能障害が進行してきた場合には、蛋白制限、塩分制限、カリウム制限などの食事療法を行うことにより、腎機能障害の進行を抑え、慢性腎臓病の合併症も予防しなければなりません。
そうなると愛犬愛猫もですが、飼い主さんにも負担は大きくなりますよね。
初期の間や何も無い時期にも、少しの期間でも腎臓ケアする食事に切り替えるのも愛犬愛猫の体を守るためにはとても大切だと思います。
リーナルオキサレート(猫はリーナル)のような腎臓疾患のフードをとりいれ、夏に比べ水分補給しなくなる子も多くなりますので
ドライフードと一緒にウエットフードを取り入れることも大切だと思います。
ウエットフードはフード水分が70パーセントほどあるので
腎臓への負担も少なくなります。
普段水分とらなくてもウエットフードをとりいれることでかなり変わります。
高齢になれば必ず腎臓疾患が多くなりますから
若いうちからケアをして、腎臓を守りながら長くお付き合いできるようにしていってあげたいですよね!