薬剤師のつぶやき
9/10 薬剤師のつぶやき8 ~病気になったらではなく、なる前に~
本日は午前中がセミナー、午後から相談会のため、通常のご相談は明日以降になります。
セミナー開催でおもったことがひとつ。
「病気になったら」とよくいわれることがあります。これは高齢になるということも含め、様々な疾患というのはいつくるのかはわかりません。来る日をずらしたり、遅くすることはできます。それが
「病気になる前に」
です。これが予防です。
でも通常の生活をしていたところではなかなか予防は難しいものです。
ではこの予防っていったいなにでするんですか?サプリとかですか?とよく聞かれます。
いやいや。
サプリにだって都合があります笑。
でもやはりサプリが一番てっとり早いのもたしかです。なのでよくご相談者さまのなかには大量のサプリをご使用の方もいます。ですがなんのためにご使用ですか?というと大体あいまいなご返答も多いので、使用する物がどんなものなのかをしっかり見極めることもとても大切です。
先日のご相談のなかで、フードは一流、なのに疾患がでてきました。なぜでしょうというご質問がありました。たしかにフードはとても考えて作られていたのだと思います。しかしながらこれまたそのフードがあわない理由がありました。(この理由はフードの秘密でお話いたします)そのフードがあわない上にサプリをあげたら血液検査の結果が悪くなってしまった・・・。ということもあります。
これは皆さんのデータに基づいて、良くなったという情報から与えると、ここに個体差というものがでてきて、その子にはあわなかったとなるわけです。
これは何にでも共通です。
たとえば私がうちのフードはとっても良いんですとはいえども、合わない子もいますから、ご相談くださいというのは、個体差があるからです。
同じような腎臓病でもまったく違う作用機序だったりすることもあるんです。
手作り食はこんな風にいいんだよとはいっても、その子にあわない食材を使えば害にしかなりません。
なんでも良いという言葉をそのまま鵜呑みにするのではなく、まずは自分の子にはどうなんだろうというところから考えてみてください。犬種猫種はなにで、何歳で、性別はどちらで、今どんな食事を食べていて、どんな症状がでていて、おやつは何をたべていて、サプリやお薬はこのようなものを使っていて、小さい頃から下痢しやすいのか、アレルギーがあるのか、検査の結果はどうなのか。
そして最大の予防は「食事」です。
ただし、パッケージに書いてあることがすべてではありません。そしてその子の状況にあわせることが大切です。あってると思いきや全然あっていなかった。。。と思う方も多いです。勘違いさせるような情報もたくさんあるので
まずは今病気になってしまったり、なんとなくなんか違うな・・・と思うときには相談してみてください。