薬剤師のつぶやき
9/30 薬剤師のつぶやき29 ~一緒にいることこそが幸せ~
今日は朝から我が愛犬を抱きしめました。
あれこれ考えることのない私ですが、歯茎はボロボロだし、歯並びや歯がかけていたり、すごく小さい歯もあって、栄養不良だったんだね・・・と少し泣けてきてしまいました。少し足もまがっていて、多分骨折というか発育できずに骨がきちんと育たなかったんじゃないかなと思います。娘はそれを聞いてぎゅっと抱きしめていました。嫌がりますけどね笑
今は何事もないように生活していますが、それでもあちこちにその爪痕はあります。咳が嫌いで、大きな音も嫌いで、外が嫌いで・・・さみしがりや。暗いところも嫌いで、明るくないと眠れずずっと起きてる。どこかでドアを開ける音がするとビクビクしながら見ている。心のケアは念入りにしていますが、でも消せない傷もあります。繁殖だけをさせて、知識はあるはず。。なのに栄養をしっかり与えない・・・本当になんてことするんだろうと思うけど・・・・。
昨日歯のケアのことも書きましたが、なんか今の風潮?なのかもしれませんね。「こうじゃなきゃいけない」とか「こうしないといけない」とか、なんだか、そここあらそれてしまってはいけないようなことを書いてあることが気になります。かいかいがあるからこうしましょう、歯石がたまると病気になるからハミガキしなきゃいけないとか、ちょっとでも歯石がついていて黒いと、ケアしてないんじゃない?みたいな感じになっちゃったり。
たとえば食事にしても、フレッシュフードは寿命が延びるとか、グレインフリーはアレルギーがでないとか・・・根拠はどこに?ということを書いてあるサイトもあって、なぜそれがいいという理由も曖昧で
今まで相談でもよくそれらのことをお客様より聞いてこられましたが、逆になぜそれが良いかと思いますか?といった質問に、「この子がこうだから」と答えられる方はほんの少数で、何かの広告に書いてあったからとか、なにかのサイトに書いてあったからと、我が子にあうかどうかよりもまわりの意見のほうを尊重していまうこの風潮。
これがダメってなぜ言えるのか私にはわからない。だってそれが必要かもしれないし、我が子にあったものがもしダメといわれているものだとしても、それはその人のいうことであって自分の愛犬のことではなくて、
参考までにすることはあるかもしれないけど、高い安い関係なく、その子の体やその生活にあったものが一番だと思っているから、誰しもにいいものなんてきっとないんですよね。
ハミガキでもはぶらし使うことで我が子の口を無理矢理、開けなければならないのはしんどいから、そんなことしなくても良い方法を私は考えます。
その方法が広告ではよくないと書かれていたり、他のひとがそんなのダメっていっても、私は我が子を守らなければならないから、私自身と我が子の意見を尊重しています。
まわりや見た目にこだわって、大切なものを見逃したくないと思うから、なにより自分の愛犬の瞳と体とその行動をみて感じ取ることにしています。
そんなわが愛犬は何事もなかったように今日も私にご飯の催促をします。今は信頼してくれて帰宅するとめちゃくちゃ喜ぶし。お風呂やトイレにもついてきます(水嫌いなのに笑)
それでいい。
それが幸せ。
なにより幸せなのは今この瞬間を過ごさせてもらえること。
一緒にいることが幸せ。
歯がピカピカじゃなくたって、足がおかしくても、食事があんまり食べられなくても、病気をもっていたとしても
私はこの子と過ごせる時間が何より幸せだと感じるから
いなくなるとさみしいのです。
いなくなった愛犬たちを思いだしても、今の愛犬がいなくなることでも、考えるだけで涙はでるし。
でも今こういうなにげない毎日、病気になって看病する毎日、かいかいでしんどいのを見る毎日、眠れなくて動き回って心配する毎日
それがすべて幸せなんだと思う。
それは一緒にいるからこそ。
繁殖だけのために生きていたわが子を救い出してきてくれた保護団体さん。本当にありがとうございます。
先代の子が虹の橋をわたったあと、この仕事柄もう迎え入れることなんてできないと思っていたけど
我が家にぴったりの我が子がここに来てくれたことに感謝して。
明日はセミナーがんばってきます!皆さんの可愛い我が子のために!