薬剤師のつぶやき
2023-10-21 13:30:00
10/21 薬剤師のつぶやき40 愛することの意味
うちの子になった「あい」は、2.2キロしかなくてガリガリ。皮膚も弱くて被毛もパサパサ。歯も弱ってました(抜いてしまったのもあり)
保護された方もかなりケアしてくれてましたが
目も落ちくぼんでいて、今にも壊れそうな子でした。
繁殖犬で放棄されたところを保護された子でした。
ずっとチキン系のご飯をたべていたからと保護団体さんではお魚系フィッシュ4グレインフリーの食事をあげていたようで、それをいただき、あげていました。
1ヶ月たって、膿皮症もひどく多少アレルギーの気配がしたので、フードをウルティメイトに変えていきました。チワワの口に合うように毎日あたためて砕いてあげていましたが、よく食べてくれました。
今は歯のこともあり、プティやラムクランベリーやダックブルーベリー、スチームラムをたべていますがそれまではインテスティナル(胃腸用)プチアダルトなども食べてきました。
ほかにはクプレラやK9フリーズドライ、フォルツァに
アガリクス、手作り系のココグルメ等ももちろんたべてきました。
様々なものをあげたいからと思う気持ちは同じです。
人間の食材ではお肉をあげることも、もちろんしました。
しかしながら、下痢したり体調不良になるのでペットフードにもどし、今のフードにおちつき、体調不良にもほぼならず、血液検査も正常のほぼ ど真ん中。
おやつは牛タンフリーズドライ少々のみです。
甘えんぼうで誰かと一緒にいないといけなくて
どうしてもお留守番が必要なときもあり、1人にしたこともほんとに稀にありましたが、テレビでみてるとずっと遠吠えして、はよ帰ってこいとばかりにないてました。
その子その子によって、様々な性格もありますよね。
もちろん保護された子は何年も辛い思いをしてるから
贅沢させてあげたいと言う方もいます。
しかしながら、その贅沢は食事のメニューを増やすことだけでは無いと思うんです。
思っいきり抱きしめてあげることや
いつも遊んだりすることや
もしかして一緒に寝ることや
もちろん飼い主さんと一緒におでかけすることや
好きな物を食べることもあるでしょう。
どれだけ贅沢させてもらっても
飼い主さんと一緒にいられなかったら
寂しいかもしれません。
私は食事だけが贅沢したらよいとは思いませんし
やはり体調が良い方が、体も楽だし動けますよね。
なんか病気があれば、体はつらいし
色々やりたくても、走りたくても、遊びたくても
できないのかもしれません。
だからこそ、贅沢は心でさせてあげたいと
常におもっています。
目に見える贅沢より、気持ちの贅沢。
私たちは視覚がはっきりし、これはとても高いもの、贅沢なものと理解できます。
でも犬猫さんはそうではありませんよね。
だからこそ私はその子の心がいつも幸せな気持ちでいられるような、そんな生活を送って欲しいと願い
そして、そうなっていってくれるように
相談の時にお話します。
今その子が求めてるのは、高いお肉でも、高いお洋服でもなく、飼い主さんの暖かい体温かもしれません。