薬剤師のつぶやき
薬剤師のつぶやき60 ココナッツのもつちから
ここのところ、かなりご相談が多く少し頭がつかれはじめている黒田です。
最近のご相談に便が緩いという内容が多いので、そんなときにとりいれたいこのスプレッドココナッツ&オートミールと中鎖脂肪酸について
お話させていただきます。
黒田がチワワの”あい”と生活を共にしているのは皆様ご存知かとおもいます。保護犬でうちのこになって次の6月ではや3年の月日が経過しました。
早いものですね。
最初はなんにも表情もなく、ただ生きているだけという感じが今ではあらゆる顔をみせて楽しませてくれています。そんな楽しませてくれている我が子も病魔がおそいかかり、この間手術をしたばかり。。。
とは思えないほど元気です笑
でも先日、気温差があって、インターペットの疲れもかさなり下痢(緩い便)がはじまりました。
まあ疲れもあるから仕方ないということももちろんですが、いかに長引かせないようにするかを考え、最近はココナッツのスプレッドを食事に混ぜることにしています。
最初手術が終わってもどってきた日は、このスプレッドを少しお湯でゆるめて、柔らかくしたものを飲ませていました。
麻酔もかかっている時間が長かったし、すぐに食べて、嘔吐につながるとまた体力が落ちてしまうと考え、まずは固形は与えず水分のみで過ごさせました。
今までは人間用のオリゴなども使用していましたが、今回はこのスプレッド一択。
ココナッツは中鎖脂肪酸、MCTオイルをつくるためのものになるわけです。いうなればココナッツオイルをさらに精製してMCTオイルにするわけですね。
このMCTオイル、弊社製品で液体サプリの「口腔」にはいっているのですが、リンパ拡張症などにも用います。(海外で)
リンパ拡張症は低タンパク血症といって蛋白質が吸収できない状態になってしまうことです。遺伝的に持つ場合もありますが、遺伝ではない場合もあります
蛋白漏出の際の食事は低脂肪・高蛋白食とし、リンパ管内圧の上昇を抑えるために脂質の補充には中鎖脂肪酸(MCT)を用います。
「口腔」の液体サプリは歯の状態がおもわしくない状態を改善に導くだけではなく、さらに胃腸の状態があまりかんばしくないときにも中鎖脂肪酸によってエネルギーを産生し、体の免疫を維持しやすくします。
とはいえ。口腔サプリはお高いので、歯のケアの時には使用していましたが(今思えば膿んでも出血しても治りがはやかった。)
最近はココナッツの入っているおやつを使用しています。
一番使用しているのがスプレッドのココナッツ&オートミールですね。下痢のときにはこのおかゆのような消化をしてくれるオートミールと、ココナッツの免疫をあげてくれて
エネルギー産生能力をもつというところから愛用しています。
ココナッツは人間ではよくアルツハイマーなどの痴呆、ダイエット、動脈硬化、糖尿病の予防などに使用されますが、運動能力をあげる力もあるので(中鎖脂肪酸がエネルギーを速効つくってくれる)
運動量が多い方々にも使われています。
ココナッツオイルからとれた中鎖脂肪酸が100%のMCTオイルの「口腔」も早く改善をめざすことができますが美味しいおやつであるスプレッドで楽しく美味しく
健康維持をしていくのも1つかもしれないなあと思い、わが愛犬には使用しています。
最後に中鎖脂肪酸の働きをかいておきますね。
中鎖脂肪酸の健康効果◎脂肪の蓄積を抑制する効果中鎖脂肪酸はエネルギーとして分解されやすいため、体に脂肪を付きにくくする効果があります。
これは、中鎖脂肪酸は消化・吸収のために胆汁酸を必要とせず、そのまま小腸の細胞に吸収され、門脈を経由して直接肝臓へと運ばれるという性質によるものです。
中鎖脂肪酸は肝臓で素早く分解されるため、摂取してから効率よくエネルギーとして利用されやすいのです。
◎糖尿病を予防する効果中鎖脂肪酸には、糖尿病を予防する働きがあるホルモンを増加させる働きがあります。
糖尿病予防ホルモンと呼ばれるアディポネクチンは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンであり、糖尿病や動脈硬化を予防する効果があるとして注目されています。
高カロリーな食事や運動不足などによって脂肪細胞が増加すると、アディポネクチンの分泌量は減少してしまうため、肥満は糖尿病の原因と深い関係性があります。また、日本人の約半数が、血液中に含まれるアディポネクチンが低いという遺伝を持っているといわれています。中鎖脂肪酸を摂取することによって、血液中のアディポネクチンの濃度を増加させるという試験結果が明らかになっており、中鎖脂肪酸は糖尿病などの生活習慣病予防に対する効果も期待されています。
◎運動能力を高める効果中鎖脂肪酸には、血液中の乳酸[※5]の濃度を下げる事によって運動による疲労をやわらげ、持久的な運動能力を高める効果が期待されています。
薬剤師のつぶやき59 ~のみダニ薬の副作用と歴史~
今日はのみダニ薬やフィラリアの歴史などを振り返って、なぜ今こんなに腫瘍や原因不明の病気が多いのかを考えていきたいな~と思います。
つぶやきであることはお忘れ無く!
ここ数日お休みをいただいて、皆様ご相談があった方の犬猫さんの再度健康処方箋を見直したり、セミナーで何を伝えていこうか考えて作業しております。
そのなかで腫瘍というワードがたくさんでてきたこと、また原因不明な肝臓疾患や腎臓疾患などのご相談も増えていること
そして薬の乱用が増える中、ノミダニの薬についても考えていました。
ひとりひとり相談内容も違いますので1つ1つに向き合って、しっかりとその後どうしていくのが良いのかも考えながら書いていたときに、やっぱりこの虫除けは
いま現代の子は免疫がおちているのにもかかわらず、強い薬を使用する機会が多く、様々な病気に直結していっているのかもしれないなという思いがでてきて書いてみることにしました。
まずのみダニというのは私が10代から20代のころ首輪というものでガードしていました。それが
※オテロカラー
※ボルホカラー
です。これらは首輪に薬がついていたので犬猫さんが舐めたりするという危険性があったのと皮膚疾患の子には使用できないという問題がありました。
そのあとでてきた製品が
※プログラム
です。この製品はルフェヌロンという、ベンゾイルフェニル尿素系の昆虫成長制御剤(殺虫剤)でした。基本的にすべて殺虫剤の類ですよね。
農薬ではないということも多く書かれていますが、基本的には植物や動物を外部寄生虫から守るために開発された農薬か除草剤というものがほとんどです。
これは当時猫さんの(アメショー)ブリーダーさんが堕胎してしまうと問題になってました。
その後でてきたのが
※フロントライン
※フロントラインプラス
これはフィプロニル、そしてフロントラインプラスにはメトプレンが追加された製品です。
フィプロニルは有名でゴキブリ退治の殺虫剤としても使用されています。これはEUでは今は使用禁止になっているところが多く、FDAでも問題になってますね。
フロントラインはのみ、マダニ
フロントラインプラスはのみ、マダニ、幼虫や卵 に効果のあるものです。
※ネクスガード
※ネクスガードエクストラ
これはアフォキソラネルという除草剤が使用されています。これは節足動物の神経系に作用する薬で哺乳類には影響がないと言われています。エクストラのほうはこのアフォキソラネルにミルベマイシンオキシムがプラスされ
蚊(フィラリア)にも対応した製品ですね。
有名どころというよりもほかはジェネリックが多いので割愛させていただきますが、中身はみんなほぼ同じです。
犬猫さんの体というよりも、いかに虫を殺すかというところばかりに着目しているような気がして私は使用したことがありません。
(もちろん取扱したことはあります。)
実際に厚生労働省や動物用医薬品検索データなどで調べておりますが、安全性というよりも問題ないという形なのがとても気になったので文献も読んでいます。
ここに貼り付けてもよいのですが、難しい言葉の羅列になっていまいますので簡単に説明いたします。
※基本的には外部寄生虫だけに特化して効果が発生される化合物である。
※除草剤もしくは農薬の部類に属します
※忌避剤ではなく、噛まれたりすることで外部寄生虫にダメージを起こし殺虫するという機能
※副作用は1年間での単位で使用した場合、どれくらいの量で副作用がでるかを犬(ビーグル)で実験をおこなっています。
実際におこる副作用(1年間1定量服用させて起こった副作用・・起こらなかった用量の場合には毒性所見なし)
痙攣、振戦、失調性歩行、自発運動低下、攻撃性、神経過敏、呼吸障害、嘔吐、流涎 ・体重増加抑制 ・PLT増加 ・T.Chol 増加、ALP、GGT上昇 ・無機リン及びT4低下 ・肝及び副腎比重量増加 ・肝及び副腎腫大 ・クッパー細胞の色素沈着 ・副腎皮質過形成 ・パイエル板の細胞低形成 ・腸間膜リンパ節の細胞低形成 ・肺胞の泡沫細胞集簇 副腎腫大 ・副腎皮質過形成 胸腺萎縮 低体重 ・肝細胞肥大 ・肝絶対及び比重量増加 ・肝細胞肥大
用量が大きいほど、これらの副作用は起こりました。
だからこの用量ではなく毒性所見なしという用量で薬は作られています。
しかしながら、私が疑問に思うところがこの1年間というところです。
たしかに年間で使用していることはないにしても、2年、3年と使用を続けることによって、この副作用が増大していくのではないかと思いました。そのため2年まで使用したというデータをみつけましたが下記のように増えていました。
・全身性の強直性/間代性痙攣 ・尾の創傷(咬傷)、皮膚痂皮形成、膣分泌物 ・飲水量増加 ・斑状肺 ・皮膚痂皮形成 ・肺胞泡沫細胞集簇 ・右心室拡張 ・前胃部の潰瘍、炎症性水腫、炎症性細胞浸潤及び慢性炎症 ・肝細胞小葉周辺部脂肪変性 ・盲腸及び結腸の出血性、壊死性、潰瘍性または炎症性の限局性病変 ・膀胱の慢性炎症 ・腎盂慢性炎症及び腎炎
ということは長く使用すればするほど副作用が増える、臓器へのダメージが大きくなるということだということもなんとなくわかりますよね。
だからといってマダニの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はとてもこわい疾患です。
そのためこれから守るためにも
※マダニが発生していると予測される地区で犬と生活する場合でマダニがいる時期
※マダニ生息場所で散歩する
等の場合には
※洋服(ラッシュガード)などを着て、忌避剤なども使用し、よせつけないことを考える
※薬を1時的に使用する(1ヶ月~2ヶ月のみなど期間を決める)
※ナチュラルなスポットなどを使用して、散歩のなどの際にさらにスプレーなどをして予防殺虫する
時期をしぼったり、ナチュラルな虫除けや殺虫する製品を使用しながら薬の期間を短くするなどの工夫が必要になってくると思います。
安全性が高いというのは「安全である」ということとは違います。これは
1回使用して命に別状があるわけではありません、軽い副作用は出る可能性はあります。
継続して使用する場合にはそれは保証できませんというのがほとんどです。
犬猫さんの臓器などにダメージがないわけではないことを忘れないでください。
人間でも使用を継続することによって、様々な副作用がでるものが薬ですし
薬に副作用のないものはありません。
また安全性は個体によっても違いますし、注意喚起が必要な農薬や除草剤は量によっては致死量になります。
私は30年この業界をみてきて腫瘍というものでもリンパ腫、メラノーマ、てんかんなどの疾患が増えたのはこのノミダニ薬の発展に比例していると感じ
そして今の節足動物の神経系に作用するというところもたとえば寿命分使用して問題ないということも言われているわけではありません。
確かに薬は必要です。
しかしながら間違いなく体、臓器へのダメージはあります。
そこだけは忘れずに愛犬愛猫さんとの生活が豊かで楽しく幸せにすごしてほしいと思います。
私たちがどんな虫や菌、害虫と共存しなければならないように、薬のようなダメージのあるものとの共存も必要であると思います。
ナチュラルだけでは生きるためにはかなりリスクもともないますから
なるべく負担が少ない方法で生活していってほしいと願います。
薬剤師のつぶやき58 肝臓にも優しいブルーベリーの素晴らしい効果とは
皆様GWがはじまりました。
ご旅行に行かれる方やおうちでゆっくり過ごされる方など様々だと思います。すてきなお休みをお過ごしいただければと思います。
そんななかちょっとした果物のお話を。
これは次回のセミナー「肝臓に優しい食事と疾患について」の資料の中でも書きましたが、これについて今回はお話しようと思います。
セミナーではこんな話もまじえながらお話しているという一部を皆様にも・・・。
今回はブルーベリーです。
ブルーベリーといえば目に優しいというのが皆様に一番ピンとくるのではないでしょうか。その機能は?考えてみたことありますか?
ブルーベリーにはこのような効果があります。
※活性酸素の除去
※腸内環境を整える
※肝臓など体調を整える
※膀胱感染症の予防
こうやってみるとスーパーフルーツといわれるのがわかりますね。弊社の製品では
おやつとして
愛猫用トリーツにチキン&ブルーベリー 70g
愛犬用スキニーミニ、パンプキン・ベリー(ブルーベリー) 140g
食事では
ケンネルズフェイバリット ウエット缶 ダック&ブルーベリー 200g
という製品がございますが、スーパーフルーツを使用というその意味合いもなるほどと思います。
ではではさっそく。。。
まずは目の良いというその理由は活性酸素を除去する効果があるというのが一番の理由です。
目が良くなるわけではなくい、目の老化を防ぐという意味合いになるわけですよね。
活性酸素は人間だとガンや生活習慣病、脳卒中などに高い確率で関与していると言われています。またストレスや紫外線なども原因のひとつです。これは犬猫さんも同じです。
体内でこれらによって発生した活性酸素が血管や細胞に傷をつけ、ダメージをあたえることで体の機能の低下、そして老化を早めてしまいます。
それを少しでも回避してくれるのがアントシアニンというポリフェノールの一種が抗酸化作用、いうなれば活性酸素を除去することに貢献しています。
それに様々な果物や野菜よりも抗酸化作用、活性酸素を除去する力の強いデルフィニジンやシアニジンというのが多く含まれているのです。
さらに!ビタミンEも豊富なので、細胞を修復するという機能もついています。
目のような毛細血管がはびこった場所や脳のように血管がいりくんだ場所などには、アンチエイジングという意味ではもってこいのスーパーフルーツですね。
なので代表的に目に優しいという理由でブルーベリーは一躍人気になりました。
そして
腸内環境を整える
大切な腸内環境。え?こんなこともしてくれるの?
そうなんです。ブルーベリーってすごいのは皮も種子も一緒に食べられているんです。種子はものすごく小さくて1粒につきたくさんの種子も含まれています。
そのため食物繊維がとても豊富なのですが、水溶性繊維と不溶性繊維という2種類の食物繊維が含まれています。
生の果実ならならバナナの2.5倍含まれているんだからすごいです。
同時にこの2つの食物繊維をとることで小腸での糖の吸収をおさえてコレステロール値をさげてくれるということが可能になります。
また腸内で発生する有害物質ができてしまう・・・のもおさえてくれるので腸内環境が整いやすくなりますね。
さらに特典が!!!!
食物繊維だけではなくここにもポリフェノールが働いてくれています。
ポリフェノールの1種であるタンニン・・・荒れた腸内を修復し粘膜を保護する
水溶性食物繊維のペクチン・・・便の中の余分な水分を吸い取ってかたさの調整
このように2つのすばらしい働きをする栄養素が下痢を改善していってくれます。そのため腸内環境が整いやすくなりますよね。
体調を整える「肝臓」に優しい
肝臓にはビタミンやミネラルが必須です。(なぜか?はセミナーでお話しております。気になる方はご参加ください)
なぜかは長くなるので割愛します笑
そのミネラルのなかでも、亜鉛とマンガンを多く含むのがこのブルーベリーです。
当然ながら、肝臓に優しい=疲れ知らず
ですから。
体調を整えやすくなりますよね。
膀胱の感染症の予防
尿路を殺菌してくれる「アルブチン」というものを多く含みます。そのためバクテリアの膀胱内への付着を防いで感染症を予防するといわれています。
すごくないですか?
ブルーベリー1つにこれだけの機能が!!!!!!!!!!
肝臓によいのも本当によくわかります。
肝臓は気がついた時には傷だらけ。では話になりません。やっぱり体をつかさどる場所である肝臓はもちろん血管などのダメージは機能をおとす原因にもなります。
目に優しいだけではなく、体全体に優しいブルーベリー
あの1粒にこれだけのパワーがあるというのはすごいですよね。
とはいえわんちゃんにはそのままあげるのはやめましょうね笑
薬剤師のつぶやき~番外編~
4-5黒田さんインタビュー.pdf (0.64MB)
8-9ケンネルズフェイバリットドライ.pdf (0.51MB)
6-7キスキス.pdf (1.71MB)
今回私がインタビュー形式で質問にお答えしていったものを文字にしていただきました。
私が読んでもわかりやすいので(笑)
是非皆様にもお読みいただければと思います。
私がこのフードを選んだ理由なども記載されています。
薬剤師のつぶやき57 野菜ジュースについて
なんとなく気温があがってきて、またフードの保管に気を遣う季節がやってきました。
ご相談も血液検査をされている方も多くかなり多いので、少しお時間いただいております。
最近野菜ジュースがわんちゃんに飲ませても大丈夫なのかというお問い合わせをいただきましたので
ここでつぶやいてみようと思います。
野菜ジュースにもいろいろありますが、当然のことながら塩分で調整したり、お砂糖がはいっているものなどをご利用される方は少ないと思います。
一番多いのは「無調整」
そのままのお野菜で・・・という売り文句のものですね。
たしかに響きも野菜の無調整のジュースなんてすごく体に良い気もします。
がここで落とし穴があります。
「濃縮還元」風味を損なわないように搾汁後に水分を蒸発させ濃縮し、冷凍状態で保管・輸送し、使用する際に再び水分を加えて元の状態に戻すこと
「ストレート」絞った果汁などをそのまま容器に詰め込んだもの
この違いがあります。
多くあるのは無添加無調整の濃縮還元ですね。濃縮還元の野菜ジュースは多いと思いますが、ではこれは本当にわんちゃんも飲めるのでしょうか。
メーカーさんによると犬に飲ませていいということはおっしゃっていないそうです。
わんちゃんが健康であってもやはりミネラル分がおおくなったり、普段から食事できちんとしたミネラル分を摂取しているところへ、さらに過多になれば
それなりに臓器への影響がでます。高カリウム血症にまでなってしまったら、愛犬さんにはとてもつらいと思います。
特に腎臓疾患予備軍やストルバイトなど尿路系の疾患がある場合には要注意となります。
********************************************************************************************
高カリウム血症・・・カリウムの多い食事、薬剤によってなります。
腎不全など、腎臓が上手く機能しなくなるとカリウム濃度が高くなり、高カリウム血症となります。
高カリウム血症になると、悪心、嘔吐などの胃腸症状、しびれ感、知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状、不整脈などが主な症状として現れます。
カリウムの多い食材の代表例・・ほうれん草、にんじん、バナナ、芋類、大豆、昆布、ひじきなどです。 野菜や果物、芋類、豆類、海藻など、日常的に口にする植物性の食材に多く含まれています。
*********************************************************************************************
また濃縮還元のためそのままの原材料の水分ではないために、調整はしていないもののミネラル量などは通常食品分析の量とはかわってしまいます。
野菜ジュース、無添加、無調整となれば引きつけられるのはたしかです。
でも絶対に人間だけでお飲みください。
腎臓に負担がかかり、間違いなく腎疾患にまっしぐらです。そうなると高カリウム血症などを引き起こし心臓への負担も大きくなります。
メーカーさんも犬へ与えるのは・・・とおっしゃっていましたので、今現在野菜ジュースをわんちゃんにあげていらっしゃるかたは
ストップしてくださいね。
つらくなるのはわんちゃんです。
特に腎臓は年齢とともに弱っていく臓器ですから、たとえ大丈夫といわれてもそこは少し考えてみて
本当に大丈夫なのか、その場のスタッフさんが良いと言っても再度メーカーさんのお問い合わせ窓口で問い合せてみてください。
愛犬のために私からも何卒宜しくお願いいたします。